プラスティネーション標本への道 試行1
2016年03月28日/ 教材(生物標本)/ ワザ
art with zooも終わったので今年度の大きなものが無くなったということで
随分前に記事にしっぱなしの標本づくりを再開っす
冷凍庫で脱水かましてたアセトン百パーの中に入った標本たち
一応数回アセトンチェンジしてるので
標本中の水分はほぼ0と考えていいかな
んでコイツをシリコンに置換していく訳だ
シリコンの量に対して硬化剤の量がシビアなのと
混合したシリコンは再利用が出来無いので
なるべくけちけちしたいということで
今回は標本の重量比120%で混合液を作りたい、
ので重さ計量
で、これがシリコン、ヤバいな、,粘性が高い
こんなの浸潤すんのか、、?
これを重さ通りにとったら
4%重量比の硬化剤を滴下
あまりに粘性が高いので薄め液としてシリコンオイルAK-35を5%程添加
すっっっっっげぇしっかり混ぜて
厚手ビニールに標本と混合液ぶっ込んで
このままだと空気に触れちゃうので
プリンカップに砂利ひいて
埋まるまで砂利投入
減圧チャンバーに静置
アクリルの蓋かまして準備完了
真空ポンプスイッチオン!
みるみる真空に近い状態に
袋からは気化したアセトンが沸騰してぶくぶくでてきます
この状態で2時間から3時間、、
ちょっといいもの
(業連:欲しいヒトは怪人まで、、気が向いたら分けてあげます)
30分もするとアセトンがあらかた気化したせいか泡立たなくなった、、、
1時間経過、、、あわも出なくなった、、
うーん、このあともう1時間もポンプ回す必要ってあんのかしら??
って思ったのでおもむろにポンプオフ!
急加圧
取り出し、、あれ?しぼんじゃってる、、こんなもんなのか、、?
触った感じは、、、
固いな、、
まぁしゃーない,もう1時間回そう
で、ようやく2時間
急加圧
これで、、、いいのかな、、、
白いのは脱水の証拠でしかないぞ、、、
まぁいいや
キムさんで余分なシリコン拭き取って
浮かして風乾、これで1、2日乾燥させて硬化を完了させます
うーーん
反省点としては
途中で急加圧で一回取り出しちゃったのは不味ったなぁ、、
粘性を低くする工夫も欲しいな
などなど 反省点も見えたので
次回は
シリコンオイルは10%添加で
ちゃんと2時間はポンプ止めない
ポンプオフのあとは自然加圧で1気圧に戻す
砂利は冷凍して冷却して使う
ということで品質の安定を目指してみましょう
んで次のロットも仕込みましょう
少し大きめの標本も作り始めましょう
後味悪めのつれづれっす
がんばるぞ!
Posted by ヤポニカ at 17:38│Comments(2)
この記事へのコメント
プラスティネーション資材を買いませんか?
090-9204-1649
090-9204-1649
Posted by 庄司直嗣 at 2023年11月15日 17:25
庄司直嗣さま
コメントありがとうございます。
えと、現在消耗品等はまとめてストックがあるので特に不足は感じていない状況です
薬品等を変えるとまたあたり出しが手間なので現況この体制で行きたいと考えております
詳細が分からず一文だけなので
もしかするとこちらの解釈が間違っているのかもしれませんが
このような返答でよろしいでしょうか
コメントありがとうございます。
えと、現在消耗品等はまとめてストックがあるので特に不足は感じていない状況です
薬品等を変えるとまたあたり出しが手間なので現況この体制で行きたいと考えております
詳細が分からず一文だけなので
もしかするとこちらの解釈が間違っているのかもしれませんが
このような返答でよろしいでしょうか
Posted by ヤポニカ at 2023年11月16日 18:36