ちょっと前のこと、石屋のMくんが今度のあそ部でストームグラス作ろうかなぁ,,
って話してて
怪人もかねてより作ってみたかったんで,この際「ワシも作るー!」ってなったの
ストームグラスっていうのはね19世紀の頭の横に春巻きがいっぱいくっついた様な髪型の南蛮人が
男のくせにタイツとか履きやがって,っていう様な時代に考案された気象予報装置っす
大航海時代に天気が予測出来る、ってんで帆船とかに備え付けてたガラス製のビン状のもんです
で、その仕組みはね
液体の中で樟脳(しょうのう)がアルコールに溶かされてて
気温や湿度,気圧の変化に応じて
ビンの中で樟脳の結晶が出来たり,成長したり,消失したり、、、
っていう状態の変化が見られる,と
で、その日々の変化をしっかり見ていると
結晶が消失、小さくなる→ 晴れ
小さい結晶が舞う→ 雨
結晶が急成長→ 嵐
ってな感じにその後に来る天気が予測出来ます,っていう仕組み
まぁ今はアメダスとかナウキャストとかあるからいらないっちゃぁいらないんだけどさ
オサレなビンに入れたらインテリアとしてもいいんじゃない?っていうことで作るっす
で、めんどくさいの嫌いな怪人的には「レシピだけくれ!」ってのが楽でいいなぁ、と
M君に打電
速攻返ってきたレシピがこれ
蒸留水:50 mL 無水エタ:80 mL
KNO
3:5 g 、 NH
3Cl:5g 樟脳:25 g
を混ぜくったらいいんだけど、、、
KNO
3これさ、
硝酸カリウム、、、これにちょっと悪巧みすると火薬が出来るんですわ
ので最近購入がめんどくさいことになってる薬品だなぁ、、、って事が判明
なんかいい方法ないかなぁ、ってのと
そもそもこの硝酸カリウムと塩化アンモニウムが水溶液中で何してくれるんだろう???
っていうことで軽く頭の中でシミュレーションしても意味わからんまま。
M君に聞くもわからんままで
わかんないけど必要なんだろうな
っていう箱に入れることに
どうせバッファーだろうから入ってればいいや,って事と理解
で、水溶液中にイオンの形でK、Cl、NO
3、NH
3が入ってればいいんだよなぁ、、ってことになったんで
身近なところに転がってるモンで作ってみよう!ってのがさっき
で、考えたのが
お家に転がってた KCl:塩化カリウム、
薬局で売ってる冷却剤、叩くと冷えるってヤツ、これ、主成分は水と硝酸アンモニウムってヤツ(こいつはあと尿素)
尿素と硝酸アンモニウム(硝安)は水に溶解するとき吸熱反応を示すのでその性質が冷却剤に使われてます
で、この二つを水に溶かすと
KCl→ K + Cl
NH
4NO
3→ NH
4 + NO
3
なんで硝酸カリウムなくても同じ結果になるかな,,と
で
蒸留水:50 mL 無水エタ:80 mL
KCl:5 g 、 NH
4NO
3:5g
樟脳:25 g
を材料に決定(しかも10倍にしておっとこまえな分量で作ってみることに)
まず
①樟脳をエタノールに溶かしておきます
硝安は尿素とか不純物多そうだな、、まぁいいや
塩化カリウム、硝安も重さ計って
②蒸留水に溶かしておきます
(やっぱり不純物多いや、、ので溶かしたあとにろ紙で漉します)
しっかり溶けたら①に②を投入 一気に白濁します
しっかり振りふりしたら、これで一応完成
ここから結晶の成長の具合を見てエタノールくわえたり樟脳くわえたりします
お家において安定させます (ちょっと冷やして、、ね)
数時間後
おお、きれいな結晶が出てきた
ピントあわねぇな、、まぁいいや
とりあえず完成 結晶のサイズとか微調整するっす
結晶ができない→ 蒸留水滴下
結晶が小さい→ 蒸留水滴下
結晶がでかすぎ→ エタノール滴下
いずれも数数滴垂らしてよく混ぜて静置
気長に調整するといいっす
これで天気がわかるようになるといいなぁ
これも小分けして
アートウイズズーで出品だぁ!
つれっづれ
0320)
調整は結晶多めがいいかな
蒸留水を2ccくらい足して 湯煎 放置して晴天時に結晶が出るように
(業連:ヒヨコマメさん、そっちのは調整前なので結晶のでが悪いようならいじります)
んで,落ち着いてきた
針状結晶が成長してキレイ
結晶の出来方見ていると
硝安と塩カリの仕事が何となく見えてきたかな
温度変化でこのどれかの組み合わせで微小結晶がまず出来て
それを核に樟脳の結晶が成長する、そのための薬品っぽいです
んで硝安は結晶化で放熱反応、溶解時に吸熱反応が起こるから
その際に熱で滞留が起こるとかが滞留する要因かしら、、と
何となく数日眺めていてそう思うことにしてみた