砥石山と冬の山
2011年12月26日/ 琉球の地質・天体
久々の野外、寒くったって楽しい!

場所は伏せますが沖縄島の北の方へやってきました。
この辺りでは戦前戦後と砥石が産出していて有名だったとか、という話と現場を案内してくださる方を見つけました、というナイスな情報をM君がもたらしてくれたので早速尻馬に乗ってみることに、、
目的は
本当に使える砥石なのかと言う点と
何の岩石なのか?という2点、
早速現場に行きます。川の上流部に昔の採掘してた場所があるらしいのでTさんに案内してもらいてくてくしてみました(地権者のお許しもいただいてあるとのこと、至れり尽くせりでありがとうです)。

ちなみにこれは北部の基盤岩をなす千枚岩、砂岩や泥岩が地下に潜って高温高圧の状況下で変成して出来た変成岩の一種です。ミルフィーユのような薄い層状に剥離するので千枚岩、なんつー名前をしとります。非常にきれいな褶曲面が出ててどっかに飾っときたいような一品、でも土人より大きいので動く気配すらないのでまた見に来ようっと。

沢沿いに見事な板根(ばんこん)が発達した木がいっぱいありました。ほとんどはこういう水場の好きなホソバムクイヌビワさんですねぇ
栄養源となる落ち葉や枯死体を板状の根っこでうまいことトラップしながら結果的に川の斜面の土留めの仕事をになう憎いヤツです。葉っぱがざらざらなのと乾かすとすぐにダメになっちゃうのが特徴あるイヌビワの仲間ですねぇ。

とまぁいろいろみながら進んでいくと「ここですよ」と採掘してた辺りに到着です

中でも黄色っぽくなっているのが砥石になったということで大きめの黄色っぽい石をクラックハンマーでかましてみると

同心円状にリングの入った黄色の表層の内側にきれいな灰色の層がありました。
石の正体はこの灰色の所が知ってます

同心円状にリングになるのはこの石が腐っていっている過程が見えているのです
石は水や紫外線、土壌、バクテリア、植物の出す酸、そのたもろもろの影響で風化して土や小石へと姿を変えていきます。
そのことを石屋さん的に「腐る」というのですが石としては面白くなくなるんですがヒトが暮らしの中で使う砥石としては腐ってないと使えないのでその辺が面白いもんですねぇ
岩石はよく見てみんとわからんけど火山岩の貫入岩体からの石ですねぇ
班晶がよく見えないのであとでM君にじっくり見てもらおう、っということで
石の正体は火山岩系のものでした
(おそらく石英はん岩です。たぶん)
周辺の石もやたらとグリップのいい所からして石英の班晶があると思うんですが全体的に砥石としては荒めの感じ、包丁なんかはとげないかもしれませんねぇ

とりあえずきれいないいサイズの標本をもらって引き上げです(すごく重いんですよ石って、帰り路しんどかったぁ、、)

で帰りに下流の方でキレイに角のとれて丸くなった砥石拾って現場終了です
石斧コレで研いだら楽しかろうなぁ、、などと話しながら終了しました

まだ帰るにはおしいのでガソリン入れてもう少し遊びましょ、ということで1000円ステーキを食らって腹ごしらえしたら

名護岳周辺の植物観察にいってみました

内地では冬には落葉してしまうので植物観察には不向き、なのですが沖縄では低木、草本層が勢いをなくすだけなので林内に入りやすい一番植物を見やすい季節なのです。シラタマカズラが実を付けてました。果肉はシャクシャクとして少し甘みがあっておいしいのですが種はさすがのコショウ科だけあってとっても辛い、鳥に運んでもらうけど種は食うなよ、という強い意思が感じられます

ナカハラクロキかなぁ?花咲いてました

やっぱりコンデジはだめだぁピントとか合いにくくて合いにくくて、ヘツカリンドウが咲いてたのに、、、

一眼でとればよかった、、、

なんだったっけ名前が出てこん、、、やばい 花咲いてました
追記:オキナワテイショウソウでした

とまぁこんな感じでやまをほっついてみました
最近書きなぐりが多くていけませんなぁ
いやはや
こねたでし
場所は伏せますが沖縄島の北の方へやってきました。
この辺りでは戦前戦後と砥石が産出していて有名だったとか、という話と現場を案内してくださる方を見つけました、というナイスな情報をM君がもたらしてくれたので早速尻馬に乗ってみることに、、
目的は
本当に使える砥石なのかと言う点と
何の岩石なのか?という2点、
早速現場に行きます。川の上流部に昔の採掘してた場所があるらしいのでTさんに案内してもらいてくてくしてみました(地権者のお許しもいただいてあるとのこと、至れり尽くせりでありがとうです)。
ちなみにこれは北部の基盤岩をなす千枚岩、砂岩や泥岩が地下に潜って高温高圧の状況下で変成して出来た変成岩の一種です。ミルフィーユのような薄い層状に剥離するので千枚岩、なんつー名前をしとります。非常にきれいな褶曲面が出ててどっかに飾っときたいような一品、でも土人より大きいので動く気配すらないのでまた見に来ようっと。
沢沿いに見事な板根(ばんこん)が発達した木がいっぱいありました。ほとんどはこういう水場の好きなホソバムクイヌビワさんですねぇ
栄養源となる落ち葉や枯死体を板状の根っこでうまいことトラップしながら結果的に川の斜面の土留めの仕事をになう憎いヤツです。葉っぱがざらざらなのと乾かすとすぐにダメになっちゃうのが特徴あるイヌビワの仲間ですねぇ。
とまぁいろいろみながら進んでいくと「ここですよ」と採掘してた辺りに到着です
中でも黄色っぽくなっているのが砥石になったということで大きめの黄色っぽい石をクラックハンマーでかましてみると
同心円状にリングの入った黄色の表層の内側にきれいな灰色の層がありました。
石の正体はこの灰色の所が知ってます
同心円状にリングになるのはこの石が腐っていっている過程が見えているのです
石は水や紫外線、土壌、バクテリア、植物の出す酸、そのたもろもろの影響で風化して土や小石へと姿を変えていきます。
そのことを石屋さん的に「腐る」というのですが石としては面白くなくなるんですがヒトが暮らしの中で使う砥石としては腐ってないと使えないのでその辺が面白いもんですねぇ
岩石はよく見てみんとわからんけど火山岩の貫入岩体からの石ですねぇ
班晶がよく見えないのであとでM君にじっくり見てもらおう、っということで
石の正体は火山岩系のものでした
(おそらく石英はん岩です。たぶん)
周辺の石もやたらとグリップのいい所からして石英の班晶があると思うんですが全体的に砥石としては荒めの感じ、包丁なんかはとげないかもしれませんねぇ
とりあえずきれいないいサイズの標本をもらって引き上げです(すごく重いんですよ石って、帰り路しんどかったぁ、、)
で帰りに下流の方でキレイに角のとれて丸くなった砥石拾って現場終了です
石斧コレで研いだら楽しかろうなぁ、、などと話しながら終了しました
まだ帰るにはおしいのでガソリン入れてもう少し遊びましょ、ということで1000円ステーキを食らって腹ごしらえしたら
名護岳周辺の植物観察にいってみました
内地では冬には落葉してしまうので植物観察には不向き、なのですが沖縄では低木、草本層が勢いをなくすだけなので林内に入りやすい一番植物を見やすい季節なのです。シラタマカズラが実を付けてました。果肉はシャクシャクとして少し甘みがあっておいしいのですが種はさすがのコショウ科だけあってとっても辛い、鳥に運んでもらうけど種は食うなよ、という強い意思が感じられます
ナカハラクロキかなぁ?花咲いてました
やっぱりコンデジはだめだぁピントとか合いにくくて合いにくくて、ヘツカリンドウが咲いてたのに、、、
一眼でとればよかった、、、
なんだったっけ名前が出てこん、、、やばい 花咲いてました
追記:オキナワテイショウソウでした
とまぁこんな感じでやまをほっついてみました
最近書きなぐりが多くていけませんなぁ
いやはや
こねたでし
Posted by ヤポニカ at 12:52│Comments(0)